ブランディングで意識したい3つのポイントとは？その必要性も紹介！

「ブランディングは大企業だけが意識して行うもの」と考えている方も多いのではないでしょうか？しかし、事業規模それぞれに合ったブランディングは必要不可欠です。コンセプトやターゲットを明確にすることで、目標も立てやすくなります。コンサルティングに入る前に、ブランディングの重要性と意識したいポイントを見ていきましょう。

ブランディングとは「差別化すること」です。
ブランディングすることで、自分たちのことを相手に知ってもらいやすくなりますし、それによってファンが増える可能性があります。

一般的にブランディングというと、「高級ブランドが地位を確立するために行っている戦略」というイメージがありますが、特に規模やステータスなどは関係ありません。

自社（あるいは個人）がどのようにお客様にアピールするのか、どんな強みを見せてファンを拡大していくか、という取り組みはどなたでもできることです。

しかし、個人事業主の中には、どのようにブランディングしていくか悩んでいる方も多いと思います。ブランディングの考え方のヒントとして、「自身の強み」「人生経験から導いた得意分野」なども重要な要素となります。

例えば、強みというのは、今まで歩んできた人生の中にあります。強みを探すことも大事ですが、場合によっては“強みを作る”というのも一つの選択肢です。最初からできることだけが強みとは限りません。強みがなくても、“私の強みはコレだ！”というのを決めてしっかり培っていけば、立派な強みとなります。

今はできないことでも、「自分が創りたい世界を創るにはどんな強みが必要なのか」という発想から、そこを軸に強みを作っていくのもアリなのです。

ブランディングに必要なのは、主に下記の3つとされています。

• コンセプト
• システム
• ターゲティング

まずコンセプト。コンセプトは、目指す方向性や強みを明確にすることです。

例えば、自社でエステを販売している場合、同業者と何か違いがないとサービスが埋もれてしまいます。同業者と同じようなコンセプトでやっていて、同じ効果では一流ブランドや広告・宣伝に力を入れているところに負けてしまうのです。そこで、自分ならではの強みをアピールすることで差異をつける必要があります。

例えば、「当店のエステはビタミンCの中でも安定的に肌への浸透性を保つリン酸アスコルビルマグネシウムを使っています」などとアピールすれば、同業者とは違う効果があるように感じられるでしょう。

ブランディングで「肌への浸透性」を前面に押し出したコンセプトが明確になります。

システムは、サービスを新しく作るにあたり、どんなマーケティングをしていくのかという仕組みづくりです。

新しいコンセプトを作ったはいいけれど、キャッチコピーはどうするのか、雑誌、Web、チラシなど、どこで広告を出すのか、ホームページでどのようにアピールするのか、SNSやメルマガ、LINE@とどのように連動させてブランドを確立していくのか。マーケティングの仕組みをしっかり作っていかないと、どんなに良いものでも埋もれてしまいます。

ターゲティングは「誰に何を販売するか」を明瞭化したもの。どんな商品やサービスでもターゲットを絞った方が、反響が出やすいです。どんな人が使うのかを想定しながらサービスを構築できれば、爆発的ヒットにつながる可能性があります。

化粧品や健康食品などは、特にターゲットとなるユーザーの数が多いジャンルです。潤いのある美しい肌を手に入れたい、いつまでも若々しく元気でありたいといった思いは、美容や健康を気遣う女性なら誰もが望んでいることなので、より細かく具体的にメインターゲットを設定することが大切です。

化粧品であれば、「30～40代の子どものいる専業主婦で、肌の乾燥やくすみが気になる方に透明感のある肌に導く美容液」など。具体的に設定することで、狙っているターゲットのニーズにマッチした商品を提供できます。

ブランディングについてもっと詳しく知りたい方は、「ブランディングコンサルタント」のページをご覧ください。